パンセ(みたいなものを目指して)

長年付き合ってきたGooブログからの引っ越しです 思いついたこと、日記風なもの、年相応の社会的なもの、市政のこと、音楽、サッカー、つまりはごった煮の内容です

昔のテレビの歌番組を見て感じたこと

見るつもりはなくても、見るとダラダラと見てしまいそうなテレビ番組
先日は年代別のヒット曲を比べていた
昔のビデオを見ると懐かしいと思う世代になっているが
そこで気がついたことが2つあった

1つは昔の歌い手さんは、多くの人が楽器を持っていた
数人いればヴォーカルは持っていないとしても
周りはギターとかベースとかキーボードとかを演奏している
つまり自分たちで自分たちの音楽を演奏していた

それが現代では楽器奏者の代わりにダンスメンバーの活躍が目立つ
数人いればほとんどがダンスパフォーマンスを披露する
歌はアップテンポで言葉数が多い
そのパフォーマンスは難しいだろうなと思いつつも
自分にとっては音楽の部分がつまらないと思えてしまう
それは美しいハモリがなかったり、音楽同士の掛け合いが見られないからだ
見栄えの点では進歩していても音楽の点ではどうなのか?
と思えてならないのだ

そしてもう一つは、女性歌手の佇まいから受ける印象
中森明菜とか山口百恵とか、、歌っている画面を見ると当時の年齢が
表示されている
こんなに若いのに、大人びている!
それが第一印象で、当時は幼いよりも大人びていることが求められていたのか
と思われる
それが今では、むしろ幼いとか子どもっぽいところが評価されるようで
何だか学芸会のような気がしてしまう
メンバーの何人かはオーディションを通過しただけに
それなりの伸びしろを感じさせる人もいるのだろうが
それでも、あまり肯定的には捉えられない(歳のせいか?)

これは「時代による違い」と一言で片付けられる問題では無いような気がする
上から目線で悪いが、どこか劣化している何かを感じてしまう
これは歌の世界だけでなく、学問とか思想家などにおいても
テレビに登場するその類の今の人たちはどこか軽い気がしてならない

昨年だったか一昨年前に、「教養主義の没落」という本を読んだ
社会が教養小説(ビルドゥングス・ロマン)と言われる全人格を形成する
経験の意味を提供したものから、時代に対応した感覚的な違いの対応で
社会に対処していこうとする傾向の変化を述べたものだが
これはすぐには分からなくても、例えば夏目漱石などを読むと
この時代の人は底知れぬ知識とかバックグランドがあったのが分かる
そして現代人は彼らと同じレベルにいるかを想像してみると
疑問を覚えてしまう(こうした変化は少しづつ起きているのかもしれない)

ということで、年配者の小言になってしまったが
なんだかもう少し素直に凄いなと感じるものに出会いたいこの頃