パンセ(みたいなものを目指して)

長年付き合ってきたGooブログからの引っ越しです 思いついたこと、日記風なもの、年相応の社会的なもの、市政のこと、音楽、サッカー、つまりはごった煮の内容です

文化講座「新城の曙 奥平信昌・亀姫と中興の祖 菅原定実」

自分たちは当たり前に新城を「しんしろ」と重箱読をしているが
このように読むのは日本では珍しく、愛知県の名古屋市の守山区と
岡崎市岩津町にあるだけらしい
そんな少しばかり自慢できそうなネタを仕入れることができたのが
昨日のJA愛知東文化講座 「新城の曙 奥平信昌、亀姫と中興の祖 菅原定実」
講師は姉と同級生の奥三河ふるさとガイドの高田孝典さん

本店ビルの3階で2時から約1時間半にわたって行われたが
火曜日の昼の時間に来れるのは流石に年寄りが多い
見かける顔も数人いたが、高田さんのこのシリーズはとても面白く
前回は新城が生んだミステリー作家「大阪圭吉」のこと
その前にはこの地区の百姓一揆を仕切った「半田春平」のこと
それから新城に友人がいてその家に泊まったことのある「若山牧水」など
自分が全然知らなかったことを教えてくれる

今回は数年前の「どうする家康」の放送後で多少の知識があって
亀姫のことはすんなり頭に入った
當真あみさんが演じた亀姫が建立した大善寺は新城のほぼ中心部にある
でも脚色された人物像ではなくて、生身の人間としてどんな人だったのかは
とても興味のあるところだ
家康の長女の亀姫は、母の築山殿と兄の信康を家康の関与した事件で
失うことになった
その現実は彼女にどんな影響を与えたかを想像すると苦悩の一言が浮かぶ
そして自分だけは(自分たちの血は)決して絶やさないと思い込んだのは
充分想像できる
亀姫は新城に滞在しているうちに4人の男と一人の女の子を生んだ
この後、亀姫は岐阜の加納に移ったが、地元では今でも気の強い女性だった
との言い伝えが残っているらしい
その他、亀姫には直接関係ないが宇都宮の釣天井事件などもこの講座で
解説された

江戸時代は男の世継ぎはないとお家断絶になってしまうのが決まりだった
だから側室を設けなければならなかったが、亀姫の夫は側室を持たなかった
その後、養子で家を守る制度も採用される様になったが、これは現代の
皇族の実態をつい思い浮かべることができる

本を読んで出来事や概念を頭に入れるのはいいことだが
こうした講師による段取りの良い話を聞くと、すんなり頭に入っていく
資料があるだけに、おぼろげなところも後で確認することもできる

江戸時代は、明治維新で全否定されそうな体制だったように
教えられた気がするが、改めて江戸時代を少し学んでいくと
(江戸の憲法構想、もう一つの明治維新赤松小三郎、江戸の教育力)
案外合理的な世の中だったのではないか?とも思ったりする

人間は生きている間にずっと持ち続けている興味を追求していると
他の人には達することのできない世界にたどり着くことができる
という事実を、この講座を聞く度に思い浮かべる
と同時に、自分には誇るものがないな、、と少し凹んだする