人は何故、喜びを覚えた瞬間にその場で飛び跳ねてしまうのだろう
これはいたるところで行われるので、人由来の何らかの理由が
あるらしく、以前「チコちゃんに叱られる!」で解説されたが
情けないことに忘れてしまっている
ワールドカップの最高の瞬間は得点シーン
試合に感情移入していた人びとは、待ち焦がれていたその瞬間を
感情の爆発そのもので祝う
隣にいた知らない人物ともハイタッチして、その場の空気感を
味わい尽くそうとする
今回のワールドカップで注目されているのが
ノルウェイの「バイキング・ロウ」といわれる
船を漕ぐようなパフォーマンスだ
観客席のサポーターが「ロウ」と声を上げながら一体となって行う
その光景は圧倒的な迫力と、そこには幸福感にあふれている
これはサッカーの会場だけでなく、一般道路道路でも、
また試合がない日に野球を見に行った球場でも行われたようだ
ノルウェイ国内では国会でも「バイキング・ロウ」が行われたらしい
そしてこの世界中で有名になったパフォーマンスは
ノルウェイ人の記憶に刻まれることになっただろう
老いも若きも一緒になって同じことを同じ感情をもって行う
その一体感と幸福感 こうした実感は「もう一度!」
という気持ちに繋がる
そしてそれは負けた時の悔しさにもつながる
サッカーに限らずスポーツの世界で良いことの一つは
リベンジする機会が存在するということだ
それは個人的な時間の中では果たされないかも知れないが
長い時間のなかでは、いつか果たされる機会がある
これが戦争ならばリベンジは破壊を伴い
憎しみを増長させるものにしかならない
まして相手をリスペクトするなどということはほとんどないだろう
リベンジする機会とか時間が公式に存在するということは
思いのほか良いものだと思われる
日本はドーハの悲劇からやっと予選リーグを突破できる力をつけてきた
それは一チームのものではなく、日本全体の歴史として積み重ねてきた力だ
それは、長い時間をかけて行ってきた努力が正しい方向に進んでいたことを
現している
今回の商業的過ぎるワールドカップは、トランプ大統領の事もあって
あまり肯定的に思えないが、それでも初出場国とか久しぶりに出場した
チームが初得点とか初勝点を奪って涙を流して喜ぶサポーターの気持ちは分かる
そしてその時の感情の高ぶりも理解できるし、幸福感もわかる
戦争が起きているなかで、その瞬間だけの喜びに終始するサッカーに
構っていてい良いのか?との問いもでてきそうだが
人が人として正常な(?)人間性を持つためには
こうした素直な感情の爆発を発揮する機会は必要だと思う
まして、ルールの中でリベンジできる機会があるのだから
ところで、ワールドカップ会場のゴミ拾いは、日本だけでなく
他の国のサポーターも行うようになっているらしい
またチームの控室も日本が「来たときよりも美しく」との考えで
きれいに掃除して黒板にお礼のメッセージを残すという行いが
他の国でも行われるようになってきているらしい
良いことは、時間はかかるが伝わっていくということだ