安倍さんの国葬に使われた音楽のセットリストを見た
何にでも文句をつけたい!と言われてしまうかもしれないが
それは素晴らしい選曲ではなかった
一言で言えばイージーリスニング
少しだけ知られた静かな音楽で、ただしコンセプトによる統一感のある選曲とは言い難い
それは選んだ人の教養すらも疑われる気さえした
ドビュッシーの月の光、ベートーヴェンの悲愴から第2楽章
ドヴォルザークの新世界の第二楽章、ショパンの別れの曲
マスネのタイスの瞑想曲、ラヴェルの亡き王女のためのパヴァーヌ
マスカーニのカヴァレニア・ルスティカーナ、グルックの精霊の踊り
あとビゼーのアルルの女からメヌエット、モーツアルトのレクイエムからラクリモーサなどなど
音楽の内容よりもタイトルとか知名度で選ばれている感じだ
選曲と言えば、10年ほど前に叔父の家族葬が行われた時
使用する音楽を任されたことがあった
悩んだ末、2.3枚のCDを持って行ったが
音楽を流す直前になって選んだのがモーツアルトのクラリネット五重奏曲だった
静謐な冒頭が流れたその時、甥が「あっ」と声を挙げた
それはその時の雰囲気に奇跡に近いほど合致していたからと思う
純粋で余計なものはなく、直感に訴える音楽
今でもこの選曲は間違いなかったと思う
バーバーの弦楽のためのアダージョ、バッハのG線上のアリア
フォーレのエレジー、レクイエムから楽園にて
ベートーヴェンの15番の弦楽四重奏曲から第3楽章
32番のピアノソナタ第2楽章
そしてモーツアルトのクラリネット5重奏曲
これらの曲の一つでも選ばれていたら、と思う
結局は趣味の問題!の一言で片付けられそうだが
それだけでは終わらない何かがあると思うのは
思い込みが激しすぎるだろうか